ポール・リカールで行われたトヨタTS030ハイブリッドの公開テスト初日は、午後にトラブルが出たものの、最後はナイトセッションで走行を終えた。
ドライコンディションのなか、午前8時40分からスタートしたこの日のテストは、午後に入るとアレックス・ブルツがドライブしていた午後2時前にマシンが3~4コーナーあたりでストップし、マシンは一度ピットに戻された。どうやらマシンは、電気系の配線にトラブルが出ていた模様で、ハーネス類の交換などに2時間以上が費やされてしまった。
その後、4時20分頃からは、中嶋一貴が10周以上の連続走行を行い、いったんピットに入った後にもう一度コースに戻るなどを繰り返した。ピットイン、ピットアウトの際は相変わらずハイブリッドシステムを用いたモーター走行を続けている。
テストの締めくくりは、一貴のドライブでナイトセッションの走行が実施され、マシンはライトを照らしながら最後まで順調に周回を重ねた。
このテストは27日まで行われる予定で、3日間トータルで10000km程度の距離を稼ぐことが目的になっている。