スクーデリア・トロロッソのテクニカルディレクター、ジョルジョ・アスカネッリは、シーズン中に段差付きノーズのデザインを変更する計画であると語った。

 2012年は、ほぼすべてのチームがノーズに段差をつけたデザインを採用しているが、6日にヘレスで披露されたSTR7のノーズは他ほどアグレッシブではなかった。アスカネッリは、ノーズに関してはもっと作業が必要であると認めた。

「もっとアグレッシブにすることもできたが、走行前にホモロゲーションを受けなければならないため、開発を切り上げた」とアスカネッリはSTR7の発表会に際して語っている。
「クラッシュテストを行う時点ではこの状態だが、(他の)ソリューションも検討している」

 アスカネッリはシーズン中に新しいノーズを導入することを考えているが、シャシーを新しくする予定はないと語った。
「他のシャシーを導入するつもりはないが、他のノーズは取り入れるつもりだ。昨年と同じだ。昨年は少し時間がかかりすぎたがね。今年の方が準備は進んでいる」

 アスカネッリは今年型マシンSTR7は「革新的な進化型」であり、昨年採用したダブルフロアのようなコンセプトをアグレッシブにアップデートしていると述べている。トロロッソは、空力上の理由からシャシーを短くし、より長いギヤボックスになり、エアボックス下部にも冷却インレットを設けてサイドポッド下部をカット、ラジエターインレットをかなり小さくしている。

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