フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは、このまま表彰台フィニッシュが続くのであれば、キミ・ライコネンにまつわるさまざまなウワサは今後も歓迎すると語った。

 2007年のワールドチャンピオンが日曜のベルギーGP決勝で実に25戦ぶりとなる勝利を挙げた後で、ドメニカリは、フィンランド人の将来についての質問に答えた。ライコネンは今年になってしばしばWRC(世界ラリー選手権)への転向を口にしており、自らF1のキャリアを終えるか、またはフェラーリが残りの契約を買い取ってフェリペ・マッサと現ルノーのフェルナンド・アロンソを組ませるか、はたまたルノーやウイリアムズといったライバルチームに移籍する、といったさまざまなウワサの対象となっている。

「多くのウワサがある」とドメニカリはスパでのレース後に語った。「それに対するキミの答えが今回の結果というなら、メディアの方々には今後もこうした報道を連日のように続けてほしいね」

 しかし一方のライコネンは、こうした“おしゃべり”など気にしていないと語る。
「僕がF1に来て以来、こうしたウワサは毎年のように耳にしている」と29歳のライコネンはロイターに対して語っている。「僕にはまだ契約があるし、心配することなど何もない。それに決定を下すのは僕じゃないからね。何が起こるか見ていこう」
「多分、フェラーリには他にもいくつかの案があるのだろうが、僕が知る限りは何も変わらないよ」

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