25日、神奈川県川崎市にあるとどろきアリーナで、東日本大震災・福島第一原発の事故により避難生活を強いられてる約100名の被災者のために、レーシングドライバー9人とタレントが参加し、炊き出しを行った。

 神奈川県内で最多の避難所となっているとどろきアリーナは、福島県内から避難している被災者約100人が現在も共同生活を送っており、不便な避難所生活を強いられている。これまでも隣接する等々力競技場を本拠地にするJリーグ川崎フロンターレが試合に招待するなど、「少しでも元気になってもらえたら」という活動が続けられている。

 今回、NPO法人日本防犯防災協会(JSCA)では避難生活を少しでも励まそうと炊き出しを実施。これにレーシングドライバー、タレントが賛同し、当日は温かな春の日差しの下でラーメンや焼肉、炊き込みご飯などを作り、避難所の人々にふるまった。

 モータースポーツ界からは、往年の名ドライバーである黒澤元治をはじめ、PWRCで活躍する新井敏弘、さらにスーパーGT/フォーミュラ・ニッポン、スーパー耐久などで活躍する平手晃平、井出有冶、新田守男、高木真一、黒澤治樹、峰尾恭輔、黒澤翼が集結。炊き出しで汗を流しながら避難所の人々との交流をはかり、子どもたちにはおもちゃをプレゼントした。

 タレントも、TARAKO、柳澤三千代、伊藤つかさ、長江健次、前田耕陽、虎牙光輝、竹島由夏といったメンバーが参加。レーシングドライバーたちと一緒になり炊き出しなどの活動を行った。

 福島から避難されている子供連れのお母さんからは「普段、福島にいるとなかなか会えないタレントさんやレーシングドライバーの方々にあえて嬉しかったです。子供も喜んでいましたし、子供の笑顔を見ると大人も元気になれますから」という声も。

 また、参加したドライバーたちからは「さぞかし大変な思いや生活を強いられているのに、明るい笑顔で『美味しかったです』『ありがとう』と声を掛けられるとこっちが逆に勇気をもらいました。ぜひまたこの活動に参加したい」と継続した支援に向けた声も聞こえた。

本日のレースクイーン

七星じゅりあななほしじゅりあ
2025年 / オートサロン
尾林ファクトリー/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る