今年ザウバーに新加入するニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバーのドライバーラインナップが一新されることはチームにとって不利にはならないと語った。
ザウバーは昨年までの小林可夢偉とセルジオ・ペレスから、今年はヒュルケンベルグとエステバン・グティエレスのペアに変更して2013年F1に臨む。
ドライバーがふたりとも変わったことはチームにとって不利にはならないと、ヒュルケンベルグはF1公式サイトのインタビューにおいて語った。
「実際、それは全く弱みにはならないと思う」とヒュルケンベルグ。
「僕はこのチームで働くのは初めてだけど、F1の世界に初めて入るわけじゃない。エステバンはザウバーでテストドライバーを務めてきたから、チームのことを知っている。だからマイナスにはならない。素晴らしい出会いのチャンスになると思う」
新人グティエレスと組むことでヒュルケンベルグがチームリーダーの役割を担うとみなされているが、それがシーズンを戦う上でのアプローチに影響することはないとヒュルケンベルグは述べた。
「皆が僕がチームリーダーだと考えていても、特に僕には影響はない。ザウバーF1チームではドライバーふたりは同じ機材を準備してもらい、同じ待遇を受ける。僕はチームを前進させるためにエステバンと一緒に頑張るだけだよ」
2013年シーズンに向けた意気込みを、ヒュルケンベルグは次のように語った。
「去年彼らはいいベースを築いたから、それを基にさらに前進できるよう努力したいと思っている。もちろんいい結果を出したい。その点で僕とチームはすでに同じ目標を抱いているんだ。新しいシーズンを迎えるわけだから、どのような状況になるのか、ぼくらのパッケージがコース上でどれだけの強さを発揮できるのか、確認できる時を待つしかないね」