第39回ニュルブルクリンク24時間は23日に開幕し、19時30分から3時間の予選1回目が行われ、昨年フェラーリF430で総合2位に入ったドミニク・ファーンバッハー組の#2フェラーリ458が、2番手を6.617秒も引き離すタイムで暫定ポールポジションを獲得した。その他日本から参加しているマシンたちも順調に周回を重ねている。

 前日は激しい雷雨、この日も午前中から午後にかけてに雨に見舞われたが、天候は次第に回復。気温14℃と冷えるなか予選1回目はスタートし、200台の車両がコースインした。

 そんな中で最速のタイムをマークしたのは、昨年も予選1回目でトップを奪ったSP8クラスの#2フェラーリ458。2~5番手はFIA GT3規定であるSP9クラスが占めたが、2、3、5位にニュル24時間初参戦となるメルセデスベンツSLS AMG GT3が、4位にアプトが走らせるアウディR8がつけた。

 昨年優勝したBMW M3 GTは8番手と15番手で、8番手の7号車はセッション中にクラッシュを喫している。ニュルのトップランナー常連であるポルシェの最高位は、地元マンタイレーシングのエース格である18号車の総合6番手で、ピーター・ダンブレックも参加したファルケン・ポルシェが7番手。昨年終盤まで総合トップを走行したポルシェ911 GT3Rハイブリッドは14番手だった。また、ワンオフのスペシャルマシンとして注目されたNテクノロジー・P4/5は34番手だった。

 主な日本勢では、Gazoo RacingのレクサスLFAが2台ともアタックをかけることなく予選を終了。しかしそんな中でも飯田章/石浦宏明/大嶋和也組の88号車が総合27番手・SP8クラス2番手、木下隆之/アンドレ・ロッテラー/脇阪寿一組の87号車が総合29番手クラス3番手につけた。

 英RJNの製作したニッサン370Zは、ミハエル・クルムと田中哲也がドライブする79号車が総合67番手・SP8クラス7番手。山本泰吉/山内一典のドライブする地元ディーラーチームの製作したニッサンGT-Rは総合46番手・SP8Tクラス3番手につけた。

 また、SP3Tクラスに参戦する吉田寿博/佐々木孝太/マルセル・エンゲルス/カルロ・バンダムのスバル・インプレッサWRX STIは総合72番手クラス5番手。桂伸一の参加したアストンマーチン・バンテージは総合61番手・SP10-GT4クラス2番手につけている。

 予選2回目は24日16時55分より2時間の予定で行われ、総合の予選順位が決定する。

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