マクラーレンのルイス・ハミルトンは、優勝に手が届かない今の状況は“自分の人生ではない感じ”としながらも、今週末のイギリスGPでは地元ファンの応援の中でレースをするのを楽しみにしていると述べた。

 今年、空力パフォーマンスが劣っているマクラーレン・メルセデスMP4-24で、ハミルトンは7戦を終えた段階で9ポイントを獲得するにとどまっている。あらゆる経験が役に立つとしながらも、ハミルトンにとって今の状況を受け入れるのは難しいようだ。
「慣れてきたよ」とハミルトンはオートウイークに対して語った。
「僕は対処の仕方を学んでいる。これは僕にとって大きな学習となる。今年学んだことを来年に役立てるよ。来年いいマシンがあれば、僕は前よりもいい走りができるだろう」
「僕の生きがいは勝つことだ。僕にとって人生は勝つことなんだ。勝てないと、自分の人生を生きてない感じがする。でも僕は、ドライビングを楽しみ、全力でプッシュするようにしている。それ以上のことは望んでいない」

 今週末、母国で行われるイギリスGPに対して高い望みは抱いていないというが、ファンの前で走れるのは楽しみだと、ハミルトンはコメントしている。
「ホームグランプリだから、一年で最も重要なグランプリだし、僕にとっては一番エキサイティングで特別なレースだよ」とハミルトン。
「どのドライバーもそうだと思う。ホームではファンが応援してくれるから、リラックスできるし、僕はいつも後押ししてもらっている。去年はあそこで勝ったけれど、今年はシルバーストンで勝てる速さは僕らにはない。それでもベストを尽くすよ」
「楽しみなことがたくさんあるんだ」とハミルトンは地元紙ハートフォードシャー・マーキュリーに対してコメントしている。
「もちろん、去年勝ったので、あそこにはいい思い出がたくさんある。でも、ホームのファンからの情熱を受け止めることが、毎年一番の思い出になっている」
「世界中どこに行っても、ファンは皆情熱的で素晴らしい。でも、シルバーストンでイギリスのファンの前でレースをすると、それ以上に何か特別なものを感じる」

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