ジェンソン・バトンは、マレーシアGPで優勝したフェルナンド・アロンソを今季のチャンピオン候補とはみなしていないと示唆し、アロンソが自分と10ポイント差でランキングトップに立ったことを心配してはいないと語った。
マクラーレンやレッドブルなど他チームに遥かに劣るマシンでアロンソは開幕戦5位、複雑な天候となった第2戦マレーシアで優勝を飾り、現在ポイントリーダーとなっている。バトンは開幕戦で優勝したものの、マレーシアGPではHRTのナレイン・カーティケヤンにヒットし、ポイント圏外でのフィニッシュとなり、アロンソと10ポイント差、チームメイトのルイス・ハミルトンと5ポイント差のランキング3位となった。
しかしバトンは、タイトルを争うのはおそらくマクラーレンとレッドブルであり、フェラーリのアロンソには脅威を感じていないと述べたとPlanetF1が伝えた。
「僕にとって最悪のレースだったけれど──今年は他に悪いレースがないよう願っている──、それでもポイントリーダーから10ポイントしか離れていない。しかもリーダーはフェラーリのアロンソだ。心配する必要はない」とバトン。
「それに、競争力のあるマシンに乗っているルイスともたったの5ポイント差だ。だから、こんな日になったけれどそれほど悪い状況じゃない」
「ルイスが一番のライバルだ。あとレッドブル勢も忘れてはいけない」
「彼らが、今の時点で、それから今後何戦にもわたって主なライバルになると考えている」
「メルセデスは予選で速さの兆候を見せているから、完全なドライレースで何ができるのか注目し、僕らとの差を見てみる必要がある」
「でも僕らが一番心配すべきチームはレッドブルだ」