2014年F1ブラジルGPの日曜決勝で、マクラーレンのジェンソン・バトンは4位、ケビン・マグヌッセンは9位だった。
■マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 決勝=4位
判断の難しいレースだった。プライムタイヤでの最初のスティントではバルテリ(・ボッタス)とのギャップを維持するためにかなりプッシュした。それによってリヤタイヤがだめになってしまった。でも論理的に考えて、DRSを使い続ければ後ろのドライバーたちとの間にギャップを確立できると思った。そのかいはあったし、うまくいった。でも次のスティントではタイヤを労わるためにペースを落とさなければならなかった。
最後のピットストップまではすべてがとてもスムーズに進んでいた。でもそのピットストップに関してうまく意思の疎通ができず、1周多く走ってしまった。それで表彰台のチャンスを失ったといえるかもしれない。
フェリペ(・マッサ)についていくことができず残念だ。それでも素晴らしいレースだったことには変わりない。すごく楽しめたよ。中でもキミ(・ライコネン)とすごいバトルができたのはよかった。彼と戦うときには限界までプッシュしなければならない。それでいてやりすぎではだめなんだ。そういうバトルをしてすごく楽しんだ。
ケビン・マグヌッセン 決勝=9位
残念ながら僕にとってあまりいいレースだったとはいえないね。タイヤのデグラデーションがひどかった。タイヤのケアに力を尽くしたけれど、今日はうまくやるのは無理だったようだ。後ろのドライバーに追い抜かれないよう防御に努めたが、フェルナンド(・アロンソ)やニコ(・ヒュルケンベルグ)は僕より速く、押さえ切ることはできなかった。
なぜ今日うまくいかなかったのか、じっくり調べる必要がある。答えは見つかると信じている。
ポジティブな点は、ジェンソン(・バトン)が大量にポイントを稼いだことだ。4位というのは素晴らしい結果だよ。彼にとってもチームにとっても本当によかった。