ルーベンス・バリチェロは、現在のウイリアムズの状態に不満を表し、来年もチームに残留したいかどうか確信が持てないと話した。
バリチェロは、パフォーマンスが向上しないウイリアムズに苛立ちを募らせていると報じられており、来季はエイドリアン・スーティルかニコ・ヒュルケンベルグが代わって加入するのではとのうわさもある。
最近の報道で、バリチェロは、プラクティスで自分のマシンを使ってさまざまなパーツの実験をし、テストカーとして扱うのはやめてほしいと述べたと伝えられている。
「僕はテストドライバーになりたがった覚えはない」とバリチェロは語ったという。
イタリアのCorriere dello Sportが、新たにバリチェロの次のような発言を報じたとF1SAが伝えた。
「信じられないような状況だ。こんな状態で来年も自分が続けるかどうか分からない」
「ここ数カ月、僕らは多数の空力パーツを持ち込んできた。だがそれを完璧にテストすることができなかった。正直言ってレースをテストとして使うことはできない」
「僕らは混乱している。僕らの周りは不確かなことだらけだ」
ウイリアムズは2012年に大きく変化する。現在のテクニカルディレクター、サム・マイケルの後任をマイク・コフランが務め、エンジンはコスワースからルノーに変わる。
「皆、変化を感じなければならない」と会長アダム・パーは述べている。
「ひとりひとりが全力を尽くしている。だが、我々は思うような結果を手に入れていない。変化が必要だ」
ウイリアムズは現在わずか4ポイントしか獲得しておらず、昨年デビューしたロータス、HRT、ヴァージンの上のランキング9位にとどまっている。