バーレーンGPの中止に続き、オフシーズン最後の合同テストの開催地もバーレーンからスペインのバルセロナに変更されたことが明らかになった。
バーレーンでの合同テストは3月3日から4日間のスケジュールで組まれていたが、バーレーンが開幕戦をキャンセルしたことで、チームはすべてのオフシーズンテストをスペインで行うことを決めた。代わりとなる合同テストは、バルセロナのカタルニア・サーキットで行われることになり、開幕戦オーストラリアGPの2週間前となる3月8日から11日までの4日間にわたって行われる。
「イベント運営の関係者ににとっては、当然非常に残念な出来事だ。だが現状を考慮すれば、この時期にバーレーンでレースを開催することは適当でないことは明らかだ」とウイリアムズのCEOアダム・パーはコメントしている。
「ウイリアムズは常にレースを行う国に対して積極的に貢献していきたいと考えている。したがって、テストとバーレーンGPを中止するという今回の皇太子の決定を全面的に支持する。今はメルボルンでのシーズン開幕戦を楽しみにしており、開催が実現可能となった場合にはバーレーンに再び戻ってきたい」
今回テスト地が変更されたことは、チームがメルボルンに向かう前に高温条件の下でピレリタイヤをテストする機会が限りなく失われたことを意味する。
トロロッソのハイミ・アルグエルスアリは、「正直、僕らにとってとても残念な出来事だ」と語っている。
「ピレリタイヤがより熱く、異なる温度、異なる湿度レベルでどのように働くかを確かめるのにすごくいい機会だったんだ。それができなくなったことはとても重大なことだよ」