IZODインディカー・シリーズに参戦するパンサー・レーシングは、今週末のデトロイト戦からJR.ヒルデブラントに替え、ライアン・ブリスコをドライバーに起用することを発表した。
2009年のインディライツ・チャンピオンであるヒルデブラント。2010年にインディカーデビューを果たし、2011年からパンサー・レーシングでインディカーにフル参戦を始め、ここまで37戦を同チームで戦っている。
2011年のインディ500では、ファイナルラップまでトップに立つも最後の第4ターンでクラッシュを喫し優勝を逃したヒルデブラント。先週のインディ500でもクラッシュしてリタイア第1号となった。
今季はシリーズ19位で、ロングビーチ戦の5位がベストリザルトのヒルデブラントに対し、パンサーはデトロイト戦を前に別々の道を行くことを発表した。
「我々は、JR.ヒルデブラントのチームへの貢献と、特に兵士たちをサポートする我々のプログラムやナショナルガードへの支援に感謝したい。JRは、素晴らしい若者で、一流だ。2011年から我々のパートナーやレースチームの素晴らしい象徴だった。JRや彼の家族の素晴らしい将来があることを望んでいる」とパンサーのジョン・バーンズはコメント。
ヒルデブラントは、「4号車ナショナル・ガード・シボレーをドライブする機会を与えてくれたパンサー・レーシングに感謝している。自分のインディカーでの次のチャプターに期待しているし、パンサーでの友人たちの幸運を望んでいるよ」
ヒルデブラントの代わりにデトロイトでステアリングを握るのは、ライアン・ブリスコ。今季はチーム・ペンスキーから離れ、フル参戦しておらず、インディ500ではチップ・ガナッシからスポットで参戦し12位という結果だった。
パンサーのバーンズは、「今週末、パンサー・レーシングにライアン・ブリスコを迎え入れることができてハッピーだよ。彼はインディカーのどのタイプのトラックでも勝つことができるドライバーだ。我々のプログラムをジャンプさせ、4号車ナショナル・ガード・シボレーをトップに立たせてくれることができるはずだ」」
通算7度の勝利を挙げているブリスコは、「パンサー・レーシングからインディカー・シリーズに戻れるなんて信じられないくらい興奮している。長い間このチームとは競争してきた。ジョン・バーンズとパンサーの連中と一緒に仕事が出来て素晴らしいね」
「一緒にいい仕事ができ、デトロイトで力強い走りができると確信している」と語っている。