ピレリは、今シーズンのようにグランプリ中にタイヤトラブルが起こることを避けるため、2014年に向けてF1タイヤテストを十分に行うことを希望している。
今季ピレリタイヤにはたくさんのトラブルが発生、イギリスGPではバーストが連発したため、ハンガリーGPから新しいタイヤが導入されることが決まった。
来年はこのような事態を避けるため、ピレリは事前に十分なタイヤテストを行いたいと述べている。
ピレリはすでに、最終戦ブラジルGPの後にインテルラゴスで2013年のマシンによって2014年のタイヤテストを行うという提案を行っている。これに対してチーム側は積極的に賛成していないが、ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、12月にも中東で同様のテストを行いたいと述べた。
「いくつかのチームが関心を示しており、彼らは2011年のマシンでテストを行う可能性を提案している」とヘンベリー。
「現在確認を行っているところだ」
「これは素晴らしいことだが、我々は2013年のマシンでテストをしたい。理想としては、シーズン終わりのブラジル後に1、2台のクルマを走らせたいと考えている。速ければどこのマシンでもいい」
「その後、12月にバーレーンに行き、1、2台のマシンで同じようなテストをしたい。現時点で我々が使用できる、最も速く最もアグレッシブな車は2013年のマシンだ」
ヘンベリーは、今年はシーズン前に十分なテストができなかったことが問題の発生につながったと考えており、レギュレーションが大きく変わる2014年に向けてしっかり準備を整えたいと語っている。