7日、フォース・インディアF1チームは、今週末のイタリアGPから、ジャンカルロ・フィジケラに代わりビタントニオ・リウッツィがカーナンバー21のマシンをドライブすると発表した。
フィジケラがイタリアGPからフェラーリに移籍することが決定したため、チームは後釜のドライバーを検討してきたが、チームのテスト、リザーブ、開発ドライバーで、イタリア出身のリウッツィが、レースドライバーに昇格することが決定した。
チームプリンシパルのビジャイ・マルヤは、前戦ベルギーGPでポールポジションから決勝2位を獲得したチームの好調さを維持することに貢献してくれるドライバーとしてリウッツィを選んだという。
「トニオにレースシートに復帰するチャンスを与えることができて嬉しく思っている」とマルヤ。
「この2年、彼がレースに戻りたくてうずうずしていたのを知っていたからね。フォース・インディアは今非常にコンペティティブな状態にあるため、この勢いを維持できるドライバーを必要としている。トニオにとっては、我々チーム、そして他のチームに対しても、彼が、素晴らしいパフォーマンスを発揮するためのやる気、速さ、プロフェッショナリズムを持ち合わせていることを示すチャンスとなる。そして彼はこのチャンスをものにすると、私は確信している」
2008年からフォース・インディアのテストドライバーを務め、“レースに出ないと死にそうだ”とまで語っていたリウッツィは、ホームグランプリでレースに復帰できることになり、喜びとやる気が高まっている。
「再びレースでマシンに乗れるのが待ちきれない思いだ」とリウッツィは語る。
「特に、モンツァで行われる僕のホームグランプリで走れるだけにね。ビジャイがチャンスを与えてくれたことに心から感謝している。フォース・インディアは今、素晴らしいパフォーマンスのマシンを持っているだけになおさらありがたく思う。僕はチームの進歩をさらに推し進めていけると自信を持っている。やる気がとても高まっているし、コンディションもいい。さらにポイントを加算したいと強く願っているよ。フェリペ(・マッサ)がアクシデントに遭ったことによってこうなったというのは残念なことだけれど、僕にとっては自分の力を見せ付けるチャンスだ。本当に楽しみにしている」