韓国GPでフェラーリが不本意な結果に終わった後、チームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリが敗北宣言し、早くもセバスチャン・ベッテルのタイトル4連覇を祝福した。
韓国GP終了時点でポイントリーダーのベッテルと2位フェルナンド・アロンソのポイント差は77点、レッドブル・レーシングとフェラーリの差は118点まで拡大している。
残り5戦となり、日本GPでベッテルがドライバーズタイトル獲得を決定する可能性もあるなか、ドメニカリはもはやアロンソとフェラーリが逆転する見込みがあるとは思えないと語った。
「我々は現実的にならなければならない」とドメニカリが語ったとThe Independentが報じた。
「我々がタイトルを獲得するのはほぼ不可能であることは分かっている。彼(ベッテル)にはお祝いの言葉を述べる。彼ら(レッドブル)の仕事は素晴らしい。彼らが最終的にタイトルを手にするとすれば、彼らがそれにふさわしいからだ」
韓国GPでベッテルがポール・トゥ・フィニッシュを飾ったのに対し、アロンソは予選6位、決勝6位と、通常と異なりレースでも速さを発揮できなかった。
「ベルギー、モンツァ、シンガポールと違い、レースペースで強さがない週末だった」とドメニカリ。
「常にトラフィックに阻まれ、オーバーテイクできず、本当に辛い日曜だった」
「今週末(の日本GP)はこれほど辛い週末にならないことを願っている」
「次の日曜には状況はこれほど悪くならないかもしれない。気の毒なマーク(・ウエーバー)にではなくベッテルに何かが起こるかもしれない。そうすれば近づくことができるだろう」