フォードが、今季イギリスツーリングカー選手権(BTCC)でアリーナ・モータースポーツが使用する新しいフォーカスSTをお披露目した。
この新しいフォーカスSTは、第81回ジュネーブ国際モーターショーで発表される“グローバル・ツーリング・カー”と名付けられたもので、フォードから技術サポートを受けてアリーナ・モータースポーツが開発。今週末にオールトン・パークで初テスト走行を行う。
「新しいフォーカスへのとても大きな興味がレース業界からあった。グローバルなツーリングカーとして完全にフィットしていると思うよ」とフォードのディレクターであるヨスト・カピートは語る。
「この新しいBTCCフォーカスは、フォードの車でレースをし成功を収めているチームとフォードが一緒にコラボして生みだした初めての結果だ。このチームワークは、グローバルで技術的な意見の場をもたらした。これは、異なった規則の地方レースでも適合することができる競争力のあるプラットフォームだよ」とコメント。
今季のBTCCでは、スーパー2000規則によって造られている車両は、2011年から導入されるNGTC規定のマシンと同等の性能を発揮するようエンジンにターボチャージャーがつけられる予定だ。
昨シーズンは、LPG燃料のフォード・フォーカスSTを走らせたアリーナ・モータースポーツ。トム・チルトンがフォード・フォーカスSTを駆り、シリーズ5位に入りインディペンデント・チャンピオンを獲得している。先週ブランズハッチでチームのテストに参加したチルトンは、今季の契約サインが予想されている。