ヨーロッパのGT3マシンを中心に争われる耐久シリーズ、ブランパン耐久シリーズがイタリアのモンツァで開幕。56台ものエントリーを集め、プレクオリファイが行われた。
今年で2年目のシーズンを迎えるブランパン耐久シリーズは、FIA GT1選手権などを運営するステファン・ラテル・オーガニゼーションが、GT3オーナーたちの要望に応え立ち上げた耐久シリーズ。今季は年間エントリーから多くの台数が集まり、開幕戦となったモンツァにも56台が出走した。
開幕となった金曜日はフリープラクティスとプレクオリファイが行われたが、プレクオリファイでトップタイムをマークしたのはブラックブル・スイス・レーシングのフェラーリ458イタリア。2番手にはケッセル・レーシングのフェラーリが続き、初日は地元モンツァでフェラーリがワンツーとなった。
3台が参戦しているケッセル・レーシングのフェラーリ458のうち、二輪MotoGPのスター、バレンティーノ・ロッシが加入したマシンは、MotoGP同様ゼッケン46をつけ、モンスターエナジー/VRカラーに彩られ登場。プレクオリファイは23番手で通過している。
今季のブランパン耐久シリーズには、マルクVDSやARTグランプリ、AFコルセ、ユナイテッド・オートスポーツ、ヴィータ4ワン、WRTなど有力チームが多数参加。また、今季が本格デビューとなるマクラーレンMP4-12C GT3も10台が登場している。
そんな中、RJNモータースポーツから参戦するニッサンGT-R ニスモGT3も1台が登場。ゼッケンと同じ35番手でプレクオリファイを通過した。また、飯田章が加入したチーム・バディークラブ・ウォッチマンのマクラーレンは49番手となっている。