インディカー・シリーズに参戦するAJフォイト・レーシングは、世界耐久選手権(WEC)LMP2クラス王者のマーティン・プロウマンを5月に行われるインディアナポリスでの2戦に起用することを明らかにした。
サム・シュミット・モータースポーツより2011年にインディカーデビューを果たし、3戦に出場したプロウマン。翌年からスポーツカーに転向し、2013年はOAKレーシングからベルトラン・バゲット、リカルド・ゴンザレスと共にWECに参戦。ル・マン24時間でクラス優勝を果たすと、その勢いでLMP2クラスのチャンピオンに輝いた。
今季もユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)の公式テストにOAKレーシングから参加したもののシートは未定だったプロウマンは、佐藤琢磨のチームメイトとして久々のシングルシーターに挑むこととなる。
「自分のキャリアをスポーツカーに転向したことで、インディ500に出場し勝利することができなくなるのではと懸念していたんだ」とプロウマン。
「去年ル・マン24時間を勝ったことは、信じられない感覚だったよ。それを超えるのは自分の顔をボルグ・ワーナー・トロフィーに刻むことくらいさ。インディアナポリスには5年間暮らしていて、ここで勝つことが僕の夢なんだ」
5月に開催されるインディアナポリスでのロード戦とインディ500に出場することとなるプロウマンは、今週の水曜日にセブリングで行われるテストからチームに加わる予定だ。