3日、ヘレスでのF1合同テストが3日目を迎え、ウエットからドライへとコンディションが回復する中、前日に引き続きトヨタのティモ・グロックがトップタイムをマークした。

 朝には雨が降ったものの、その後コースは乾き、各チームは前日ロスした走行時間を取り戻すために精力的に周回をこなした。グロックは午前中にはレースシミュレーション、その後セッティング、予選シミュレーションを行い、142周を走りこみ、1分19秒814のタイムを記録した。
 前日走行を中止したフェラーリが2番手に続いた。フェリペ・マッサは午前中にレースシミュレーションを行ったものの、ターン1でわずかにコースオフを喫し、電気系トラブルにも見舞われている。

 3番手はルノーのフェルナンド・アロンソ。開幕戦オーストラリアに向け、セッティング、開発作業にあたり、アロンソは152周を走りこんだ。
 マクラーレンのヘイキ・コバライネンが4番手。コバライネンは、午前中はインターミディエイトタイヤでのテスト、その後は2009年型フロントおよびリヤウイングを装着し、セッティング評価にあたった。
 好調フォース・インディアが5番手。先週VJM02のシェイクダウンを行ったエイドリアン・スーティルが、新車を初めて本格的に走らせる機会を得た。セッティング、タイヤ比較を行い、シャークフィンなどさまざまなテストアイテムも試したが、午前中にドライブシャフトのトラブルで走行時間をロスしている。

 6番手はレッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーだった。セバスチャン・ベッテルから作業を引き継いだウエーバーは、レースウイークエンドのシミュレーションに取り組んだ。
 BMWザウバーのロバート・クビカが7番手。クビカはエクストリームウエット、ウエット、スリックとタイヤを換えて走行、さまざまなセッティングソリューションにトライした。
 ウイリアムズのニコ・ロズベルグが最下位8番手だったが、トップのグロックとの差は約1.5秒となっている。

Jerez F1 test times – day three: 3 March
1. Timo Glock Toyota 1min 19.814secs 142 laps
2. Felipe Massa Ferrari 1min 20.238secs 135 laps
3. Fernando Alonso Renault 1min 20.296secs 152 laps
4. Heikki Kovalainen McLaren-Mercedes 1min 20.535secs 85 laps
5. Adrian Sutil Force India-Mercedes 1min 20.621secs 63 laps
6. Mark Webber Red Bull-Renault 1min 21.021secs 98 laps
7. Robert Kubica BMW Sauber 1min 21.069secs 98 laps
8. Nico Rosberg Williams-Toyota 1min 21.412secs 125 laps
Track/weather conditions: air temperature 12/21°c, track temperature 12/23°c. Overcast with a damp track in the morning, then cloudy with dry tarmac
All times unofficial

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