インディカー・シリーズは、長年インディカーで活躍した経験豊富なエンジニアのビル・パパスを新しい副競技委員長として迎え入れることを発表した。

 チップ・ガナッシやレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングなどインディカーで30年活躍しているパパス。弱小チームであったデイル・コイン・レーシングでジャスティン・ウィルソンのエンジニアを務め優勝に導くなど彼の手腕は高い評価を得ている。

 昨シーズンはKVレーシングでテクニカルディレクターを務めていたが、スポンサーの減少などによりチームは縮小を余儀なくされ、パパスも解雇されていた。

「インディカー・シリーズにチームに参加することができることは素晴らしい機会だ。私のレース経験と視点で、すでに素晴らしいレベルの戦いを行っているシリーズをさらに高められるように願っている」とパパス。

 彼は3月にインディカーを離れるウィル・フィリップスに代わる役割を務め、すべての技術とテクニカルオペレーションを見る予定だ。

 競技委員長を務めるジェイ・フライは、「ビジョンと経験を持ったビルをインディカーのチームに迎えられることを嬉しく思っているよ。彼の深い工学専門知識と、インディカーレースにおける長い成功の歴史は尊敬に値する。彼の影響力や安全への取り組みが強化され前進することを期待している」とコメントしている。

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