ゲルハルト・ベルガーは、開幕戦オーストラリアGPを1ヶ月後に控える今の段階で、メルセデスGPがチャンピオンシップの有力なコンテンダーであるかは疑わしいとコメントしている。
Motorsport.comによれば、過去にフェラーリやマクラーレンでドライバーを務めた経験のあるベルガーは、メルセデスGPの新車W02が合同テストで下位に低迷していることを受け、「ライバルに追いつける理由が見当たらない」と語っているという。
先日には、メルセデスのノルベルト・ハウグが今の状況でレースをすればミハエル・シューマッハーとニコ・ロズベルグはトップ10にすら入れないと述べたばかりだ。
ブラックレーを拠点とするチームは、開幕戦に向けた大がかりなアップデートパッケージに高い望みを抱いている。しかし、ベルガーはSport Bildに対し「疑問が残る」と首を傾げている。
「私は、レッドブルが最も強力なマシンを持っていると考えている。それに続くのがフェラーリとマクラーレンだ」とベルガー。彼はさらに、ロータス・ルノーGPもサプライズ的な存在になるかもしれないと付け加えた。
一方、メルセデスGPに対しては、彼らが空力部門の強化よりも新しいテクニカルディレクターとして元ルノーのボブ・ベルを迎えたことを心配に思っているようだ。
「したがって、彼らがマクラーレンやフェラーリに追いつくという論理的な理由が見当たらないんだ。ましてや、レッドブルにもね」