2014年の本格デビューを目指し開発されている新GT3カー、ベントレー・コンチネンタルGT3が、12月にヤス・マリーナで開催されるアブダビ12時間耐久レースでレースデビューを飾ることになった。
2003年にル・マン24時間で優勝を飾ったベントレー・スピード8以来のベントレーのレーシングカーとなるコンチネンタルGT3は、来季の本格レースデビューに向けてMスポーツが開発。来季はブランパン耐久シリーズにMスポーツがエントリー、『チームMスポーツ・ベントレー』として参戦する予定だ。
すでに7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでも走行したコンチネンタルGT3は、本格的なレースデビューに向けてすでに3000kmのテストを重ねており、「パフォーマンスは素晴らしく、あらゆる角度からシミュレーションが行われている。チームも開発の進捗に喜んでいるし、パッケージには自信があるよ」とベントレーのモータースポーツディレクターを務めるブライアン・ガッシュは語っている。
そんなコンチネンタルGT3のデビューレースの舞台に選ばれたのは、ヤス・マリーナで開催されているアブダビ12時間。オーガナイザーによれば、アストンマーチンやアウディ、BMW、フェラーリ、ランボルギーニなど多数のGT3カーの参戦が見込まれており、来季のバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)の決定を助けることにもなりそうだ。
ドライバーについては決定していないものの、すでにガイ・スミス、アンディ・メイリック等のドライバーがコンチネンタルGT3のステアリングを握っている。
Gulf 12 Hours, Yas Marina Circuit, Abu Dhabi from Gulf 12 Hours on Vimeo.