ルノーF1のセカンドシートを射止めたビタリー・ペトロフだが、その座が早くも危うくなってきているとの報道がなされている。
2009年GP2ランキング2位のペトロフだが、チームにとっての魅力はその持ち込み資金にあると見られていた。しかしその資金が予定どおりに集まらないのではないかとの推測が出てきている。
ペトロフは、チームの年間予算の約7パーセントにあたる1,500万ユーロを持ち込むことになっていると見られている。3月1日支払期限分の750万ユーロは、サンクト・ペテルブルグの銀行よりペトロフの父親名義で融資されることになっているものの、これが実行されるかどうか定かではなくなっていると報じられている。こういった状況の中で、ルノーはヘレステストに、リザーブドライバーのタン・ホー・ピンをスタンバイさせるとも言われている。
ペトロフが降ろされた場合、ロバート・クビカのチームメイトとなるのは、1997年F1チャンピオンのジャック・ビルヌーブか、昨年までBMWザウバーでテストドライバーを務めていたクリスチャン・クリエンではないかと見られている。