ポルシェAGは、2014年からアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)とグランダム・シリーズが統合して誕生するチュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)に、ポルシェ・モータースポーツノースアメリカの指揮の下、ワークスチームを投入すると発表した。

 来季からスタートするUSCCには、LMP2、デイトナ・プロトタイプ、デルタウイングが走行するプロトタイプクラス、LMPCが走るプロトタイプ・チャレンジクラス、ル・マン規定のGTEカーが走るGTル・マン、グランダム規定のGTカーが走るGTデイトナの4クラスが設けられる。

 ポルシェによれば、今回ワークスとして参加するのはポルシェ・モータースポーツ・ノースアメリカで、ALMSのPCクラス、GTクラスに参戦しているCOREオートスポーツとの協力で、今季WEC世界耐久選手権にしか投入されていないGTEマシンのポルシェ911 RSRを走らせる。クラスはGTル・マンだ。

「スポーツカーとレーシングカーを販売していくうえで、北米はポルシェにとっての最も大きなマーケットだ。そのため我々はユナイテッド・スポーツカーに全力で取り組むことを決意した。この取り組みは、2013年のWECにポルシェAGチーム・マンタイとして参戦していることと比肩している」と語るのは、ポルシェのモータースポーツ部門を指揮するハルトムート・クリステン。

「ポルシェが参戦することのできるトップレベルの選手権が米国に誕生したということで、我々はそのレースに初参戦するため、バイザッハからワークスチームを送り込むという決断を容易に下すことができた」

 なお、参戦にあたってはポルシェのワークスドライバーが乗り込むことになるという。

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