ポルシェは4日、スイスで開催されているジュネーブモーターショーの中でWEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスに投入する911 RSRのカラーリングを公開した。同時に、今季WECの同クラスを戦うドライバーラインナップも明らかにし、昨年はスーパーGT500クラスに参戦していたフレデリック・マコウィッキも名を連ねた。
ポルシェは今季、LMP1クラスへの参戦を開始することとなっているが、昨年もフェラーリ、アストンマーチンとともに接近した戦いを繰り広げたLM-GTEプロクラスにも引き続きワークス参戦。ポルシェ・チーム・マンタイから2台の911 RSRを投入する。
そんな911 RSRのカラーリングは、LMP1を戦う919ハイブリッドと同様、ホワイト地にグレーのラインが施されたものに。このラインは『PORSCHE INTELLIGENT PERFORMANCE』の文字の一部を形成している。
また、今回のお披露目にあわせて、LM-GTEプロクラスを戦うドライバーラインナップも発表となった。ヨルグ・ベルグマイスター、マルコ・ホルツァー、パトリック・ピレに加えて、今季からポルシェGTチームのワークスドライバーとなったフレデリック・マコウィッキも名を連ねている。ル・マン24時間では、リチャルド・リーツとニック・ダンデイもステアリングを握るということだ。ただ、各ドライバーの組み合わせについては発表されていない。
マコウィッキは昨年、スーパーGT500クラスでウイダー モデューロ HSV-010をドライブし、第5戦鈴鹿1000kmではチームメイトの山本尚貴とともにシリーズ初優勝も果たした。ただ、家庭の事情により童夢を離れ、その後ポルシェGTチームへの加入が発表されていた。