ル・マン/WECニュース

投稿日: 2015.04.13 00:00
更新日: 2018.02.17 07:19

ポルシェLMP1、“苦手な”シルバーストンで2位


プレスインフォメーション
2015年4月13日

FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦 シルバーストーン(イギリス)

新型ポルシェ919ハイブリッドがWEC開幕戦表彰台で順調にシーズンを始動
~911 RSRは手に汗握る展開で2位フィニッシュ~

日本.
 ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)の新型ポルシェ919ハイブリッドを駆るワークスドライバーのロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は、FIA世界耐久選手権(WEC)第1戦、シルバーストーン(イギリス)において、完全なドライコンディションのもとに繰り広げられたスリリングなレースで201周を周回し2位でフィニッシュしました。GTE-Proクラスではカーナンバー91のミカエル・クリステンセン(デンマーク)/リヒャルト・リーツ(オーストリア)組が2位表彰台を獲得しました。

 スタート後の1時間半は、2台のポルシェ919ハイブリッドが1位と2位で周回を重ねました。マーク・ウェバー(オーストラリア)がポールポジションからスタートし、リードを広げていましたが、ギアボックストラブルによりカーナンバー17はリタイヤを余儀なくされました。デュマ/ジャニ/リーブ組のカーナンバー18がチームメイトに代わってレースをリードしましたが、レース終盤での息を呑むようなバトルの末、4.6秒差でアウディに勝利を譲りました。

カーナンバー17のレース展開:
 マーク・ウェバーがポールポジションからスタートし、最初の23周で7秒以上のリードを広げました。彼は24周目を終え、フルコース・イエロー・フラッグが出されている間に最初のピットストップを行い、タイヤを交換。その後、スタート後ほぼ1時間半までしっかりとリードを保ちましたがギアボックストラブルのためピットに戻り44周でリタイヤという結果になりました。

カーナンバー18のレース展開:
 ロマン・デュマが2番手グリッドからスタート、フルコースのイエローフラッグが出された24周目の最初のピットストップまで、2位のポジションを守りました。マルク・リーブが車両を引き継ぎ、ニュータイヤで2位を維持していましたが、チームメイトがリタイヤしたためトップに立ちました。53周でピットインし、給油、タイヤ交換およびドライバー交代を行い、ニール・ジャニがコックピットに乗り込みました。58周目以降、彼はアウディを操る同胞のマルセル・ファスラーと見応えのあるバトルを展開、80周目にアウディがピットに入るまで、彼らは何度も順位を入れ替えました。その2周後、ジャニがピットインし車両をデュマに託し、彼は3位でレースを続けました。112周で再びリーブがドライブを担当、その後142周でジャニが交代しました。レース終盤、彼はファスラーを追撃しましたが、最後まで捉えることはできませんでした。


関連のニュース