マクラーレンは、メルセデスに移籍するパディ・ロウの後任として、新たにティム・ゴスをテクニカルディレクターに任命した。
マクラーレンのテクニカルディレクターであるロウの将来については、ここ数週間にわたってメルセデスへの移籍が取り沙汰されていたが、25日にロウが2014年からメルセデスに移籍することが明らかになった。
ロウはマクラーレンとの契約が終わる今シーズン末まで、いわゆる“ガーデニング休暇”を過ごすことになるが、チームは彼の後任として新たにゴスをテクニカルディレクターに昇格させることを決めた。
ゴスは、マクラーレンのテクニカルディレクター就任について、次のように語っている。
「マクラーレンのテクニカルディレクターという職をオファーされ、非常にうれしく思っている。私はこの役職において、今も続くチームの成功に重要な貢献を果たすことを非常に楽しみにしている」
チーム代表のマーティン・ウィットマーシュは、ロウの移籍が今シーズンのチャンピオンシップ獲得の妨げにはならないと確信している。
「我々のテクニカルおよびエンジニアリングチームがF1ビジネスの中でベストだと信じている。その徹底的な強さは、我々のコース上における成功の重要な要素であり続ける」
「新たに拡張された役割において、ティムがそれを非常にうまく導き、さらに発展・改善し続けることを確信している」
「彼には、エネルギーと熱意をもってそれを受け入れる覚悟があることはすでに明らかだ」
一方でウィットマーシュは、チームを去ることになったロウについて次のように述べている。
「パディ(・ロウ)は、今年の末までマクラーレンにおいて異なる役割を担うことになるだろう」
「彼は非常に成功したF1のテクニカルディレクターだった。2014年からの新たなチャレンジが幸運であることを願っている」