ブラウンGPのルーベンス・バリチェロは、ヨーロッパGPでキャリア10勝目を挙げた後、その勝利を友人で怪我で療養中のフェリペ・マッサに捧げた。レースをブラジルのテレビで見守ったというマッサは、レース後すぐにバリチェロに電話をし、感謝の言葉を伝えたという。
「最初に電話した時は話せなかった」とマッサ。
「彼はブラウンGPのスタッフとデブリーフィングをしていたんだ。でもその後、彼と話すことができて、素晴らしい勝利を挙げた彼におめでとうと言った。もちろん、週末を通して彼がしてくれたこと、言ってくれたこと、すべてに対して感謝したよ。僕のことを思ってデザインしてくれたあのヘルメットを見た時にはとても感動した」
マッサはサンパウロの自宅でベッドの中で、妻のラファエラと共にテレビでレースを観たと言う。
「ノートブックでライブタイミングもチェックしたよ」
「バレンシアでブラジリアンの勝利が続くように、ずっと祈っていた。僕が2008年に勝ったことを忘れないでね。ポールからスタートしてベストラップもマークしたんだ。ルーベンスの今日のレースは素晴らしかった。ずっと彼のタイムをチェックしていたけど、マクラーレンでのハミルトンのトラブルがなくても、ルーベンスが勝っていたはずだ。彼はセカンドスティントで素晴らしく速く、全くミスをしなかった」
マッサは、フェラーリについては、3位表彰台を獲得したチームメイトのキミ・ライコネンを賞賛した。
「レースの後、ステファノ・ドメニカリとルカ・ディ・モンテゼモロと話した。僕らはまだ少し予選で苦労しているけど、レースペースはずいぶんとよくなっている。今日キミは素晴らしいレースをした。ハミルトンやルーベンスをつかまえられるだけの速さはなかったけれど、もう一台のマクラーレン、コバライネンの前でフィニッシュしたからね」
マッサは金曜にはアメリカで元CARTメディカルディレクターのスティーブ・オルベーによる検査を受ける予定となっている。