2010年F1第14戦イタリアGPの金曜プラクティスを終えたフェラーリのフェリペ・マッサが、終盤のコースアウトについて、キミ・ライコネンのまねをしてラリーをしたのだと冗談を言った。
■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェリペ・マッサ フリー走行1=9位/2=3位
2回目のセッション終盤には、キミ(ライコネン)のまねをしてちょっとラリーをしようとしたんだ……冗談だよ。コースオフした時、本当にラッキーだった。あのラップはそれまでの自分のベストタイムを上回っていたが、パラボリカでミハエルの乱気流の影響を受けてしまい、コースオフしてしまった。バリアにヒットしないで済むよう祈りながら、アクセルを踏み続け、なんとか無事だった。それでピットにまっすぐ戻った。残念なことにクルマはわずかにダメージを受けていたので、走行プログラムの最後のパートを行えなかった。でも全体的には、コンスタントに改善できていったし、いい1日だった。今日はやるべき多くの仕事があり、最初はちょっと苦労したものの、その後はいいセットアップを見つけられたので、最後には自分のクルマの状態にそれなりに満足できた。F10のハンドリングについてもたくさんのことを学べた。これから多くのデータを分析して、スクーデリアのホームレースである重要なイベントに向けて可能な限りの準備をするよ。
フェルナンド・アロンソ フリー走行1=8位/2=2位
2回のフリープラクティスセッションでやり遂げたことに満足している。異なった空力仕様のマシンを試したので、これから走行データを注意深くチェックし、明日と日曜日に最適な選択をしていかなければならない。このコースではローレベルの空力ダウンフォースが必要だが、最適な妥協点を見出す必要がある。特にブレーキング時の安定性を損なわないようにしないといけない。トップスピードが大事なのは間違いないが、それがすべてではない。2回のセッションの間に、クルマに変更を加え、それによってクルマは正しい方向に進んだように思えるが、皆さまざまな燃料搭載量で走行していたことを気に留めておかなければならない。土曜日には金曜の結果とはまったくかけ離れたものになることは以前にもしばしば見られているので、今はいかなる予想も立てたくない。自分自身のやるべきことに集中し、予選と特に日曜日の決勝で最大限の力を発揮しなければならない。簡単なことではないね。何せ、レッドブルはとてもコンペティティブであることを証明しているし、マクラーレンも予想していた通り強そうだから。