ニッサンGTアカデミー出身のイギリス人ドライバー、ヤン・マルデンボロが、マッスルミルク・ピケット・レーシングからユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)第2戦セブリング12時間に参戦することが分かった。
GTアカデミーの2011年ウィナーであるマルデンボロは、昨年イギリスF3やユーロF3などでシングルシーターの経験を積んだほか、ル・マン24時間ではミハエル・クルム、そして同プログラムの初代ウィナーであるルーカス・オルドネスと組む形でLMP2クラスに参戦し、クラス3位を獲得。今季は、レッドブルの育成ドライバーにも選出され、ダニエル・クビアトをGP3王者に導いたアーデンからGP3デビューを果たす予定となっている。
そんなマルデンボロが、『ニスモ・グローバル・ドライバーエクスチェンジ・プログラム』の一環として、マッスルミルクから北米耐久レースへのデビューを果たすことになった。マッスルミルクは、ニッサン/ニスモの公式パートナーとなったことが今年始めに発表されており、開幕戦のデイトナ24時間ではアレックス・ブランドルを同プログラムの一環としてドライバーに起用している。
「スポーツカーが大好きなんだ。僕がレースを始めたものだからね。セブリングでの初めてのレースを戦う機会を得られたことは本当に素晴らしいよ」とマルデンボロは語っている。
マルデンボロはセブリング12時間で、チームのレギュラードライバーを務めるクラウス・グラフ、ルーカス・ルーアとともにオレカ03・ニッサンのステアリングを握る予定だ。