マノー・レーシングは10日、2016年のレースドライバーとしてパスカル・ウェーレインを起用することを正式に発表した。
長らく今季のシートを決めかねていたマノー・レーシングの一席にメルセデスAMGの支援を受けるウェーレインが収まることになった。
チームはこの日、ウェーレインが新生マノーMRT05・メルセデスで2月22日からスタートするバルセロナ合同テストに参加するとともに、メルボルンで初のグランプリデビューを迎えることを明らかにした。
今年からマノーはメルセデスのパワーユニットを搭載することになっているが、今回メルセデスの後押しを受けるウェーレインの加入とパワーユニットの供給契約は完全に独立したものだという。
ただし、ウェーレインの1年契約にはマノーがブラックレーにあるメルセデスAMGの50パーセント風洞を使用できる権利が含まれているとされ、チームはMRT05・メルセデスの空力開発をシーズン中も進めることができると英国オートスポーツは伝えている。
「マノー・レーシングは、僕がF1キャリアをスタートさせる上で非常に良い場所だ」とウェーレイン。
「小さくとも全体としてまとまっており、すぐにみんなを知ることができる」
「僕にとっては最初のF1シーズンになるわけだが、僕の目標はスティーブン(・フィッツパトリック)とチームが彼らの目標を達成するのを手助けすることだ」
「もちろんそれは難しいチャレンジだが、僕はシーズン中に我々がポイント獲得できるようになると思っている」