17日、富士スピードウェイのスポーツ走行の時間を利用して、今季スーパーGT300クラスにデビューするニューマシン、初音ミク グッドスマイル BMWとRUNNUP SPORTS CORVETTEの2台がシェイクダウンを、そしてHANKOOK KTRの34号車ポルシェ997 GT3 RSRが走行を行った。
スーパーGTの実質上の今季開幕戦となる富士戦まで半月を切る中、この日の富士スピードウェイには3台のGT300マシンが姿をみせた。震災の影響を鑑みテストを制限している状況ではあるが、ニューマシンを投入するチームのシェイクダウンと今季がスーパーGTデビューとなるドライバーのルーキーテストも兼ねており、服部尚貴GTAドライビングオブザーバーも姿をみせた。
特に注目を浴びたのは、体制が大幅に変わるとともに、ニューマシンBMW Z4 GT3を投入するGSR&Studie with TeamUKYO。カラーリングが施された初音ミク グッドスマイル BMWはこの日がシェイクダウンで、谷口信輝、番場琢のふたりがステアリングを握り、スポーツ走行に交じって周回。トラブルフリーでシェイクダウンを終えた。
また、同じくシェイクダウンとなったのはRUNNUP SPORTSが走らせるシボレー・コルベットZ06R GT3。こちらはフロントウインドウに“CORVETTE”の文字が貼られたほかはステッカーもなく純白のまま。ルーキーテストも兼ね、ドリフトでおなじみの岡村和義がステアリングを握り走行。途中オイル漏れのトラブルで走行を終えてしまったが、ドライバーの岡村いわく「走りやすい」と好感触が得られた様子。
昨年までの33号車ポルシェ997 GT3 RSRを持ち込んだHANKOOK KTRは、今季も全日本F3に参戦する蒲生尚弥とマイケル・キムがルーキーテストに臨み、ふたりでマシンをシェアしながら周回を重ねていた。