ミハエル・シューマッハーが、2012年シーズン末でF1から引退することを、日本GPを前にした木曜、明らかにした。
先週、メルセデスは来年シューマッハーの代わりにルイス・ハミルトンを走らせることを発表しており、シューマッハーの去就が注目を集めていた。
シューマッハーは木曜、記者会見を行い、今季でF1から退くことを発表した。
「僕らは目標を達成しなかったが、自分のキャリア全体の成果に関しては満足していいと思う」とシューマッハー。
「ダイムラー、メルセデス・ベンツ、チーム、エンジニアやメカニックに感謝したい。彼らは僕を信頼してくれた」
「今はシーズン終盤のレースに集中し、皆と共に残りのレースを楽しみたい」
シューマッハーは、2006年末に最初の引退をした当時と同様に、エネルギーが衰え始めているのを感じたと示唆している。
「(このことについては)長い間考えてきた。3年契約を結び、モチベーションとエネルギーを保つのは楽なことではなかった。若いころよりもこういうことを考えるようになるのは自然なことだと思う」
「(続けるだけの)エネルギーを持ち合わせているかどうか、ずっと疑問を抱いてきた。2006年にバッテリーが空っぽになったと言ったが、今の僕はレッドゾーンにいる。充電する時間があるかどうか分からないが、これからの自由を楽しみにしている」
「ネガティブな気持ちではない。ある意味、僕らはさまざまなことを成し遂げた」
「これから、最初の時と全く同じことをする。自分の仕事に100パーセント集中し、それをやり遂げる」
シューマッハーは、2006年末にF1から引退したが、メルセデスと契約して2010年に復帰、それから現在までの間に1回表彰台を獲得している。現在43歳のシューマッハーはF1で300戦以上を戦っている。