メルセデスGPのチームプリンシパル、ロス・ブラウンは、イギリスGPのレースで初めて使用した新しいエキゾーストシステムが、シーズン後半戦、チームのパフォーマンス向上に役立つと自信を見せている。
シルバーストンでメルセデスW02にはより長い新エキゾーストデザインが採用された。レッドブル・レーシング、マクラーレン、フェラーリと同様のデザインで、ブロウンディフューザーの効率性を向上させることを狙ったものだ。
ニコ・ロズベルグとミハエル・シューマッハーは予選と決勝序盤に苦労したが、決勝後半のパフォーマンスは期待できるものだった。ブラウンは、新たなエキゾーストにより今後のレースでマシンは大きく向上すると述べている。
「エキゾーストシステムにおいて我々は新たな方向に進んでいる」とブラウン。
「以前のシステムではポテンシャルのほとんどをすでに探り、それ以上の進歩を遂げるのは難しくなっていた」
「新しいエキゾーストシステムは、旧システムよりポテンシャルレベルが高いので、非常に期待を感じている」
「我々の目標は信頼性の問題、そして初期の問題を克服することだ。まだそれは成し遂げていない。プロジェクトの真っただ中でエンジンマッピングの変更がなされたことに苦労したが、全体的にポジティブだ」
「このシステムにはポテンシャルがあるが、それより重要なのはこのテクノロジーとアプローチの利点をさらに引き出すためのものを導入する予定だということだ」
「我々はこのシステムによって大きく前進すると自信を持っている」