フェラーリの会長、ルカ・ディ・モンテゼモロは、F1ハンガリーGPの週末にフェルナンド・アロンソが発したコメントに釘を刺した。
モンテゼモロがアロンソのどのコメントに言及したかは定かではないが、フェラーリは、アロンソがハンガリーで難しい週末を過ごした後、チームに批判的であったことを示唆している。
また、この週末は、ライバルのレッドブルが2014年のドライバー候補にアロンソを検討しているとの噂がパドックを駆け巡り、新たな論争も呼んだ。
フェラーリは、公式サイトに掲載した声明の中で、次のように記している。
「悪い結果の直後なだけに多少の理解はできるものの、軽率に感情を爆発させることは何の役にも立たない。我々はそれに屈することなく、結束を強める必要がある」
「それはフェルナンド・アロンソの最新のコメントに関するものであった。そしてこれは、モンテゼモロをはじめ、チームの誰にも受け入れられるものではない」
フェラーリは、モンテゼモロがアロンソの誕生日(7月29日)を祝うために彼と話をしたことを明らかにする一方で、彼の行為に関して公然と注意を促した。
「フェラーリのためにドライブしてきたすべての偉大なチャンピオンたちは、常に彼ら自身よりも、チームの利益を優先するよう求められてきた」
ハンガリーで5位に終わったアロンソは、5月のスペインGP以来、勝利を挙げておらず、現在ドライバーズランキング3位ながら、首位ベッテルとは大量39ポイントの差がある。