フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、来季ドライバーとしてキミ・ライコネンを選んだことはフェルナンド・アロンソにとってプラスになるはずだと述べた。
フェラーリは2014年に向けてフェリペ・マッサの代わりに、2007年から2009年に同チームに所属していたライコネンを選んだ。
2010年、フェラーリはライコネンとの契約を打ち切ってアロンソと契約、ライコネンは2年間WRCに参戦した後、2012年にロータスと契約し、F1に復帰した。
ライコネンは復帰以来2勝を挙げ、タイトルを争う位置で戦っている。
今のライコネンは現役トップレベルであり、彼が安定した結果を出すことは、アロンソにとってプラスに働くと、ディ・モンテゼモロは述べている。
「私はキミの双子の兄弟と話をした。我々のところで走るドライバーは以前我々が雇ったドライバーとは別人なのだ」とディ・モンテゼモロはイタリアのLa Gazzetta dello Sportに対してコメントした。
「活動を休んだことは彼にとってプラスに働き、素晴らしいカムバックを成し遂げた。優勝も獲得したし、完走率も高い」
「私はマッサを選ばなかったことを後悔させないようなレースドライバーが欲しかった。ライコネンには優勝し、安定した結果を出し、表彰台に上ることを期待している。それによってメリットを得るのは誰よりもアロンソだ」
ディ・モンテゼモロは、ライコネンと契約に至る過程については常にアロンソに報告してきたと述べている。
「アロンソに知らせずにレースドライバーを雇うような自虐的なことはしない」
「ライコネンの決定に関しては常にフェルナンドに知らせてきた。2014年は難しいシーズンになる。若手では確実性に欠ける」
「今のライコネンは、アロンソ、(セバスチャン・)ベッテル、(ルイス・)ハミルトンと並んで最強だ」
「アロンソは誰より彼の加入を喜んでいる」