ル・マン24時間耐久レースを運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)は23日、6月16〜17日に決勝が行われる今季のル・マン24時間のエントリーリスト最新版を公開した。

 今回公開されたエントリーリストは、LMP1クラス13台、LMP2クラス20台、LM-GTEプロ9台、LM-GTEアマ13台という55台に加え、環境技術を志向した“ガレージ#56”から参加するニッサン-デルタウイングを加えた1台の計56台が記載されており、1台をのぞきすべてに3名のドライバーが記載されている。

 唯一3人目のドライバーが記載されていないのは、石浦宏明が参戦を断念したトヨタ・レーシングの8号車のみ。トヨタによれば、ACOによる変更の認可が下り次第発表されるとされていたが、23日発表のリストには記載されなかった。

 日本のエントリーとして参戦するチームは、7号車/8号車のトヨタ・レーシングの2台のみ。日本関連の車両としては、LMP1クラスにトヨタエンジンを搭載するレベリオン・レーシング、童夢S102.5ジャッドを使用するペスカローロ・レーシング、HPD ARX-03a・ホンダを使用するチームが2チームと参戦するほか、LMP2クラスではHPD ARX-03b・ホンダ使用チームが2チーム、またニッサンエンジン使用チームが12台と大挙参戦する。

 日本人ドライバーとしては、7号車トヨタTS030ハイブリッドをドライブする中嶋一貴、童夢S102.5ジャッドをドライブする荒聖治がLMP1クラスに参戦。LMP2クラスは29号車ローラ・ニッサンをドライブする井原慶子、38号車ザイテック・ニッサンをドライブする黒澤治樹、45号車の中野信治、ニッサン-デルタウイングを駆る本山哲というメンバーが参戦する。

 昨年は日本人ドライバーが中野のみという状況だったものの、ふたたび日本人ドライバーも増え、トヨタの参戦、ニッサン-デルタウイングの参戦など話題の多いル・マン24時間。J SPORTSでも12時間中継が決まっており、楽しみなル・マン24時間となりそうだ。

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