アールアンドデースポーツとスバル・テクニカ・インターナショナル(STI)は29日、スーパーGT第6戦鈴鹿から参戦するレガシィB4 GT300のマシンイラストと、参戦体制を発表した。
今回発表されたのは、マシンの外観およびカラーリングと、最大の特徴でもあるAWDレイアウト、さらにドライバーを含めたチーム体制だ。外観は、ノーマルのレガシィのシルエットを保ちながら、他の4ドアGT300マシン同様に低められているのが印象的。また、カラーリングは「レガシィがもつスポーツドライビング性能をより強調する力強さを表現」としてシルバー地にブラックのラインが入り、フロント、サイドに大きな“LEGACY B4”のロゴ、またスバルのロゴがウインドウ部につき、ワークスカラーの趣きをみせている。
気になるパワーレイアウトは、他の4ドアGT300マシンと異なり、エンジンをフロントミッドに搭載。トランスミッションがすぐ後方につき、さらにセンターデフが入る。ここからフロント、リヤのプロペラシャフトが伸び、さらにフロントデフ、リヤデフを介してパワーを伝達する仕組みだ。プレスリリースによれば、「スバル車の基本構造であるシンメトリカルAWDシステムを踏襲」しているという。エンジンはお馴染みのボクサーターボで、STIがチューンを担当する。
チーム体制は、R&D SPORTの本島伸次代表が監督を務め、チーム名はR&D SPORT、車名はR&D SPORT LEGACY B4となる。ゼッケンはR&D SPORTが長年使用する62だ。タイヤはヨコハマ、オイルはモチュールが供給。また、ドライバーは2004年〜06年までGT300クラスで3度のチャンピオン獲得を果たした山野哲也、さらに多数の優勝経験をもち、R&D SPORTでのマシン開発経験も長い密山祥吾のふたりに決定した。
●R&D SPORT LEGACY B4 チーム体制
チーム名:R&D SPORT
マシン名:R&D SPORT LEGACY B4
シャーシ:SUBARU LEGACY B4
エンジン:SUBARU BOXER ターボエンジン
タイヤ:YOKOHAMA
ゼッケン:『62』
ドライバー:山野 哲也、密山 祥吾
メンテナンス:R&D SPORT
エンジンチューナー:STI
チーム代表:本島伸次
チーム監督:本島伸次
チームテクニカルコーディネーター:澤田稔
チーフエンジニア:小藤純一
チーフメカニック:脇山敏志
PR担当:渡辺麻子