12月1日まで開催されている東京モーターショー2013。レクサスブースで公開された新型クーペ『RC』は、市販化を見据えたモデルとして多くの注目を集めている。では、このRCが2014年からスーパーGT500クラスに投入されるレクサスのベース車両なのだろうか?

 このレクサスRCは、このモーターショーでワールドプレミアされたレクサスのプレミアムスポーツクーペ。3.5リッターガソリンエンジン搭載のRC350、ハイブリッド搭載のRC300hが用意され、2014年後半からの市販が予定されていると言われている。

 ドイツメーカーの高級クーペモデルと比較しても、車格的にも好敵手となりそうなRC。このモデルレンジは2012年1月に、デトロイトショーでLF-LCとして公開され、その後パリショーでLF-CCとして公開されたクーペの「これらのコンセプトを実現した、第一弾モデル(レクサス伊勢清貴プレジデント)」とされており、LF-LC、LF-CCと進化してきたモデルの完成形と言える。

 スーパーGTでは、2014年から車両規定がDTMドイツツーリングカー選手権と統一され、レクサス、ホンダ、ニッサンとも車両がモデルチェンジする。レクサスでは、8月の鈴鹿で初公開されて以来『LF-CCをベースとしたレース車両』という名称でテストを行ってきた。

 では、今回のモーターショーで公開されたRCが、そのまま来季スーパーGT500参戦車両の名称となるのだろうか? 残念ながら、東京モーターショー当日の伊勢プレジデントの紹介ではモータースポーツ活動に関するコメントは出なかったため、オートスポーツwebでは、レクサスのマーケティング部に取材した。

 その結果、得られた回答としては「このRCかもしれませんが、まだなんとも申し上げられません」というもの。今季テストを繰り返してきた『LF-CCをベースとしたレース車両』には、レクサスのスポーツブランドである『F SPORT』のステッカーが貼られたこともあったが、今後のブランド展開などによりまだRCから変わるのか等々、来季開幕まで新GT500車両の名前は気になるところだ。

 ちなみに、このRCにはGT500の活動以外にも、モータースポーツ界でカスタマーレーシング向けに活用されるという噂もある。この点については「せっかく出したひさびさのクーペですので、そういったモータースポーツ活動にもご活用頂きたいとは思っています。ただ、まだ具体的なことは決まっておりません」と、こちらもまだ未定のようだった。

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