雨の影響でレースが一時中断されている韓国GPは、午後4時前になって無事レース再開がアナウンスされた。
初のグランプリ決勝を迎えた日曜日の韓国インターナショナル・サーキットは生憎の雨に見舞われ路面は完全に濡れた状態。気温19度、路面温度18度。レーススタート時のコンディションは小雨ながら、コース上の雨量は極めて多く、午後3時のスタートを前にスチュワードからはウエットレースが宣言された。
グリッドについたすべてのマシンはフルウエット用のエクストリームウエザータイヤを装着。予選15番手のビタリー・ペトロフは日本GPでの5グリッド降格のペナルティが適用され、20番グリッドについた。
レース開始も10分延期された後に、ようやくセーフティカー先導のもと決勝レースはスタート。しかし、走り出したマシンからは激しい水しぶきがあがり、ドライバーからは次々にコースの厳しい状況がチームへともたらされる。
そして、マシンの隊列が4周目に差し掛かったところでついにレース中断を知らせる赤旗が提示され、マシンは再度スタートグリッドに並べられた。
その後も雨は弱いながらも降り続け、レース再開の目処は一向に立たない。ドライバーらもすでにマシンを降りてしまっている。
開始から50分が過ぎたところで、ようやく再スタート時刻が午後4時5分とアナウンスされた。その際にはセーフティカーが1周以上を走り、マシンはウエットタイヤの装着が義務づけられた。