17日、イタリアのAutosprintは、ケータハムが2014年レースドライバーとして小林可夢偉とマーカス・エリクソンを起用する見込みであると報じた。
今年F1に参戦する11チームの中で、ケータハムのみがドライバーを正式発表していない。
今月初め、ケータハムのスポークスマンは、今年は経験あるドライバーとの契約を考えていると認め、可夢偉の起用のうわさに関して否定しなかった。
「現在ケータハムの候補と考えられているドライバーは多数おり、それは我々にとって素晴らしいことだ」とスポークスマンは答えた。
「可夢偉のような経験、才能、人気を備えた人物が我々チームと関係づけられるのは喜ばしい」
「ドライバーの発表はいずれ行う。可夢偉と同じぐらい経験豊かなドライバーを多数検討している」
チーム立ち上げの際には実力あるヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンを走らせたケータハムだが、財政的な事情により、昨年はルーキーのギド・バン・デル・ガルデと2年目のシャルル・ピックを選んだ。
しかし昨年12月、チームプリンシパル、シリル・アビテブールは、レギュレーションが大幅に変わる2014年は、経験あるドライバーと若手ドライバーのペアを選びたいとコメントしていた。
Autosprintは、ケータハムは今年、ドライバーラインナップを一新し、F1に3年以上参戦した経験を持つ可夢偉と、2009年の全日本F3王者でこの数年GP2に参戦しているエリクソンを起用する見込みであると報じた。エリクソンに関してはチームに資金を持ち込めることが交渉を有利にしたと、同誌は伝えている。
ケータハムは、今年最初の合同テスト初日である28日に2014年の新車を発表することを明らかにしている。