全日本F3選手権 第1 ・2戦 予選上位ドライバーコメント
■第1戦予選：PP 第2戦予選：2位
山内 英輝
（B-MAX ENGINEERING/Car.No1/B-MAX F312/トヨタ1AZ-FE）
「予選1回目はまずまずだったんですが、予選2回目は前のクルマに詰まってしまって……。毎周のようにかなり間隔を空けていたんですが、それ以上にペースが遅くて引っ掛かってしまう感じで、良いアタックが出来なかったのが残念です。F312では初のウエットコンディションの走行となったので、ドライの状況から見てウエットならばこのぐらいだろう、という予想でセットアップを作ったのですが、走ってみるとアンダーが強く、予選1回目はポールポジションでしたが、まだまだ満足はしていません。予選2回目に向けて修正をしてもらったんですが、まだ充分には解消し切れていない感じでした。決勝ではドライに近づく方向だと思いますが、コンディションがどちらになっても対応出来るよう準備したいと思います」
■第1戦予選：2位 第2戦予選：PP
平川 亮
（RSセリザワ/Car.No4/広島トヨペットF312/トヨタ1AZ-FE）
「雨は得意だったので自信はあったんですが、昨日のこと（占有走行でクラッシュ）とかは忘れて走りました。このニューマシンではウエットセッションは走っていないのですが、セットアップ的には問題なく走れました。それが大きかったと思います。チームのみなさんがすごく頑張ってくれたと思いますね。今日、明日とフロントロウからのスタートになったわけですが、とにかくスタートをちゃんと決めたいですね。その後は、おそらくレースでは体力勝負になるんじゃないかと思います。予選ではウエットだったのでラクチンだったんですが（笑）」
■第1戦予選：3位 第2戦予選：4位
中山 雄一
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F312/トヨタ1AZ-FE）
「マシンバランス的には悪くはなかったんですが、ウエットとしてはセッティングが全然出ていなくて……。1周目からF3-Nクラスのマシンにも着いて行けなくて、全然グリップしない感じでした。徐々にタイヤが温まって来ると少しは良くなって来ましたし、フィーリング的にはそれほど悪くなかったようには感じましたが、トップとのタイム差が1秒半もあることを考えるとドライビングだけではなく、セットアップの面でもやるべきことはあるように思います。決勝ではコンディションも良くなるでしょうし、ドライならば好調だった昨日のセットアップで自信を持って臨めると思います」
■第1戦予選：4位 第2戦予選：3位
野尻 智紀
（HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F312/ホンダMF204C）
「F312では初めての雨だったので少し不安もあったのですが、セットアップ的にはチームが一生懸命やってくれて、凄く良い状態だったと思います。しかし、予選1回目は自分がまだ行き切れていない部分もあって。予選2回目にかけては、その部分を自分なりに修正し、クルマの面でもさらに良くして頂いたんですが、最後のアタックラップのセクター2のヘアピンで大きなミスがあったので……。それがなければ2番手には行けたとは思いますが、それでも同じF312を使うトップとはタイム差があるわけですから、自分の力不足を感じました。今日の第1戦は4番手でイン側スタートになると思いますが、コンディションが見えない部分があるとはいえベストを尽くしたいと思います」
■第1戦予選：5位（N-1位） 第2戦予選：6位（N-1位）
佐々木 大樹 F3-Nクラス
（NDDP RACING/Car.No23/S Road NDDP F3/トヨタトムス3S-GE）
「予選1回目は自分が攻め切れていなかった部分があったものの、クルマが良かったので助かったという感じでした。2回目はかなり路面が乾いて来ていたのですが、かなりウエットセットに振っていましたし、タイヤの内圧もかなり上がってしまい苦しかったものの、なんとか最後にトップに立てたので良かったです。しかし、もっと最初の予選を走った中で、ドライバーである自分が状況を的確にチームに伝えなければいけなかったと反省しています。そのせいで予選2回目に苦しんだわけですから。F3−Nクラスの予選トップというのは予定通りではありますが、決勝ではもっと総合での順位も上げられるよう頑張ります」
■第1戦予選：7位（N-2位） 第2戦予選：7位（N-2位）
平峰 一貴 F3-Nクラス
（HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING F307/トヨタトムス3S-GE）
「去年までFCJに参戦していたので、初めてのF3での予選は10分間とFCJよりも5分短いのですが、さらに毎周雨量が変わって行く難しい状況で、どこがグリップして、どこがしないのかなど常に見極めながら走らなければならなかったですし、F3で初のウエット走行となったので、本当に短時間の中で出来るだけ多くを吸収しようと頑張りました。タイヤの皮むきから徐々に詰めて行きましたが、予選1回目は最後にタイムを出しに行ったものの、その最後にもっとグリップするラインを見つけたりしていたので、もっと前からそこに気付いていればと思いました。予選2回目に関しては、1回目に気付いたところをしっかり直せるように、タイムを上げられるように取り組んだものの、最後の最後に前のマシンに引っ掛かってしまって。自分の未熟なところをたくさん感じた予選だったので、これを次に活かしたいですね。スタートは何回か練習もさせて頂きましたし、自分もスタートが好きなので、決勝ではなんとかポジションを上げて行ければと。F3-Nクラスの経験豊富な佐々木選手はきっと速いと思いますので、なんとか食らいついて行きたいですね」
