全日本F3選手権第13戦は14周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした井口卓人(PETRONAS TOM'S F308)が優勝を飾った。2位はマーカス・エリクソン(PETRONAS TOM'S F308)、3位は嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)だった。
フォーミュラ・ニッポンの予選終了後スタートした全日本F3第13戦の決勝。スタートでは、ポールポジションの井口が好スタートを決め、エリクソンが続き、3番手には抜群のスタートで嵯峨が浮上する。
しかし、その後方Nクラスで、久保田克昭(ハナシマレーシング F306)と関口雄飛(EBBRO AIM F307)がメインストレート上でクラッシュ! ピットロード出口で2台が静止してしまう形となってしまい、セーフティカーが導入された。
4周目にリスタートが切られると、井口は順調にダッシュを決め、エリクソンを1秒差程度に離してレースをコントロール。一方、3番手争いは嵯峨と安田裕信(ThreeBond)の間でバトルが展開されるが、9周目に安田がオーバーテイクを試みるもコースオフ。嵯峨はこれで楽な展開となり、4番手にはケイ・コッツォリーノ(TODA FIGHTEX)が浮上する。
井口はそのまま逃げ切り、地元で嬉しい優勝! 2位はエリクソン、3位はコッツォリーノからポジションを守った嵯峨となった。Nクラスは、山本尚貴(HFDP)がまたも優勝を飾り4連勝! 2位は佐藤公哉(NDDP EBBRO)、3位は千代勝正(NDDP EBBRO)となり、NDDPが2-3位フィニッシュとなった。