全日本F3選手権第7戦・第8戦富士は17日、15分ずつの予選セッションが行われ、国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)が両戦ともポールポジションを獲得した。2番手にはどちらもラファエル・スズキ(PETRONAS TOM'S F308)がつけている。
快晴の下迎えた全日本F3選手権第7戦・第8戦。今季はここまで全戦で国本が優勝を飾っており、公式プログラムにも「合い言葉は“ストップ・ザ・国本”」の文字が躍るなど、ライバル勢がどう国本を攻略するかに注目が集まった。
しかし、そんな中トヨタの地元富士で強さをみせるトムス勢は盤石で、両戦とも他チームが1分37秒台なのに対して、2台だけが1分36秒台をマーク。国本がどちらもスズキを上回りポールポジションを獲得することとなったが、2番手スズキとの差は僅差で、決勝に注目が集まる。
3番手争いは、第7戦では嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)、第8戦では関口雄飛(ThreeBond)が制した。アレキサンドレ・インペラトーリ(TODA FIGHTEX)はどちらも4番手となっている。
Nクラスでは、こちらもトヨタの地元で意気上がるTDPドライバーの蒲生尚弥(TDP SPIRIT F307)が両戦ともトップタイムをマークした。