小林可夢偉が、8月3〜4日にかけて韓国のインジェ・スピーディウムで開催されたアジアン・ル・マンシリーズ(AsLMS)開幕戦の戦いを振り返った。
今回の可夢偉は、フェラーリのGTレースを管轄するコルセ・クリエンティの要請を受けてこのレースに参戦。横溝直輝とともに、タイサン・剣・エンドレスチームが購入したフェラーリ458イタリアのステアリングを握った。
予選総合3番手からスタートした決勝では、レース中に右フロントタイヤが壊れるハプニングがありながらも総合4位でフィニッシュし、クラス優勝を飾った。
「コルセ・クリエンティの仕事として、今回チームが購入した458イタリアの運転しました。WECで458イタリアに乗っているので、クルマの確認と少しでもチームに僕の経験が役に立ってもらえたらと思っていました」と可夢偉。
「クルマに特に問題はなかったです。レース中のタイヤのトラブルは突然でした。チームが実際にクルマに対面したのがレースの週末だったので、まだスペアのパーツがなかったり、無線もついていなくてレース中はかなり寂しかったですけど、GTCカテゴリーには1台だけの参戦なので、きっちりとフィニッシュすることを目指していました。チームは来年のル・マン参戦を目指しているそうなので、このシリーズを戦いながら経験を積んでいってもらえたらいいなと思います」
なお、可夢偉が今後同チームから参戦する計画はないという。