小林可夢偉は、合同テスト2回目を終了した時点では、ケータハムF1のマシンはGP2マシンより遅いと述べた。
バーレーンでの合同テストで可夢偉がマークした自己ベストタイムは1分39秒855で、2013年のGP2バーレーン戦で昨年のチャンピオン、ファビオ・ライマーが記録したポールタイムより約0.4秒遅かった。
ルノーのパワーユニットを使用するチームはトラブルを抱え、信頼性向上に苦労しているが、可夢偉はケータハムの遅さを心配していると示唆した。
「ここではレースコンディションで走っているわけではありませんが、レースコンディションで走るとすればGP2マシンを持ってくるべきでしょうね」と可夢偉はバーレーンでメディアに対して語った。
「ラップタイムを見るとまだGP2の方が速い。もっと改善する必要があります。今の時点では、レースをするのであればF1マシンが速いとは思いません」
「ラップタイムに関しては、心配しなければならない状態です。満足することはできません。自分たちに何がやれるかを考える必要があります」
「時間がとても限られています。信頼性について考えなければなりませんが、パフォーマンスも重要です。やれるだけのことをやる必要があります」
ケータハムは今年、F1初ポイントを取ることを目指している。遅いが信頼性が高いマシンはポイントを取ることが可能だと思うかと聞かれた可夢偉は「そういうことは目指していません」と答えた。
「上位に追いつくためにポテンシャルを向上させることに集中しています。僕がここにいる、一番大きな理由はそれなのですから」
「レースを完走することだけを考えているわけではありません。パフォーマンスを向上させる必要もあります」
「このチームにとって今年は最大のチャンスです。チャンスと可能性がたっぷりあります。でも今のところ開発面において他チームと比べると僕らは少し遅れています」