今季、スーパーGT300クラスで活躍する吉本大樹が、10月20〜21日(日)に鈴鹿サーキットで開催されるWTCC世界ツーリングカー選手権の日本ラウンドにスポット参戦することが明らかになった。
昨年も鈴鹿の日本ラウンドに出場した吉本は、今回もtriple a出版の「でちゃう」ロゴをまとったサンレッドSRレオン1.6Tをドライブすることが決定。レース1をリタイア、レース2は17位と、不完全燃焼に終わった昨年のリベンジに挑む。
今季の吉本は、8月に行われたスーパーGT第5戦鈴鹿1000kmで最後尾から優勝を飾るなど好パフォーマンスを披露。さらに、先日行われた日本GPでは親友、小林可夢偉の3位表彰台を間近で見届けるなど、自身1年ぶりとなる世界戦に気合十分。特に昨年は、「まともにレースさえさせてもらえなかった」悔しさから、今回こそは納得のレースにしたいと語る。
「決定までに二転三転…四転あり、非常にタフな最後の追い込みがありましたが、無事昨年に引き続き世界一の喧嘩レースであるWTCCへスポット参戦させて頂くことになったことをやっと皆さんに正式アナウンスすることが出来てとても嬉しく思っています」と吉本は語っている。
「昨年のスポット参戦では改善しないトラブル等により、最後の最後まで全くレースにさえならないような厳しい展開で非常に悔しい思いをしました。そのリベンジへのチャンスを実現させて下さったスポンサー各社様には、決定までに起こった様々なトラブルでご迷惑をかけ、当初の話とは違う体制での参戦になったにも関わらず変わらぬご協力を下さり非常に感謝しております」
「シボレー・クルーズで参戦予定でしたが、急遽昨年と同じSEATでの参戦となりました。前戦のアメリカ戦までモンテイロ選手が乗っていたSEATですので今年のマシンはコンディションも良いでしょうし、期待もしています。まともにレースさえさせてもらえなかった去年のレースでナメられたまま終わらせたくないので、今年の鈴鹿はキッチリとHiroki Yoshimotoを魅せるレースをしたいと思います」
「また、今年も去年同様にスーパー耐久とのダブルヘッダーで、1日でそれぞれ2レースづつの計4レースをすることなり、慌ただしい週末になるかと思いますが、両レースを笑って終えたいと思います。応援の程、宜しくお願い致します」
【参戦概要】
■カテゴリー:FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第19戦 & 第20戦
■チーム:Tuenti Racing Team by SUNRED
■マシン:SEAT SR Leon 1.6T