JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPのスーパーフォーミュラ予選でポールポジションを獲得した国本雄資が予選の戦いを振り返った。
●国本雄資(P.MU/cerumo・INGING):予選ポールポジション
最終戦の鈴鹿でいい感触だったセットのまま持ち込んだのですが、朝のフリー走行ではあまりクルマの調子がよくなかったので、予選2番手を獲得し調子がよかった第3戦富士の時に近いセットに直して予選を走りました。
予選での1セット目ではタイヤの温め方がうまくいかなくて前後のバランスが悪かったのですが、2セット目では最後の1周にすべてを懸けるためにタイヤを温め、すべてがうまくいって最高の予選でした。
走っている最中から速さを感じていて、最終コーナーを立ち上がった時「これはいいタイムが出るな」と思っていました。これまで苦労もしてきましたし、午前中のスーパーGTの予選はうまく走ることができなかったのでほっとしています。予選開始前に少し時間のかかるセットアップの変更を行いましたが、メカニックやエンジニアの方がいいクルマを用意してくれて、それに結果で応えられたのもよかったですね。
ポールポジションだということは100Rを走っているときに無線で聞いたのですが、初めてのポールポジションですしまだ半信半疑だったので計時のタワーを見て自分で確認しました。
どこのセクターが速かったというよりも、1周全部が決まらないとポールポジションは獲得できないと思うので、1周すべてをうまくまとめることができた自分をほめてあげたいですね(笑)。