日本レース写真家協会(会長:小林稔、略称:JRPA)は2005年より「その年一番のフォトジェニック」を選ぶ「JRPAアワード」を、会員(64名)の投票により決定しています。2015年の「JRPAアワード」は、12月14日に開催された総会で投票を実施し、その結果大賞にチームインパル、特別賞にはヤマハ発動機株式会社が選出されました。

●JRPA AWARD 2015『大賞』:チームインパル
【選出理由】
 5月に金子豊代表が逝去されるも、不屈の精神でチーム一丸となってレースに挑み、スーパーフォーミュラ、スーパーGTの両選手権において最終戦まで王座を争う活躍を魅せてくれた。特に、各自動車メーカーのワークスチームがしのぎを削る今日のスーパーGT選手権において、プライベーターである同チームがランキングトップでシリーズ最終戦を迎えた事は特筆すべき史実である。

 そして、日本のモータースポーツシーンを大いに沸かせたその闘争心溢れるバトルは、我々フォトグラファーの心を熱くさせるものであり、数々の感動的なシーンを生み出した。また、星野一義総監督が見せる感情のこもったリアクションは、力強くリアリティ豊かであり、常に我々メディアやファンの注目の的となっている。

●JRPA AWARD 2015『特別賞』:ヤマハ発動機株式会社
【選出理由】
 創立60周年にあたる今年、MotoGP、全日本ロードレース最高峰JSBクラス、鈴鹿8耐と、ロードレースのビッグタイトルを全制覇。またMotoGP日本ラウンドと全日本最終戦では、往年のヤマハインターカラーを彷彿させる、60周年スペシャルカラーのマシンを走らせ、数々のシャッターチャンスを提供してくれた。

 JRPA AWARDは、記録や戦績だけではなく、むしろその競技に於いていかにフォトジェニックで、我々フォトグラファーの写心をくすぐる存在であるかで決定します。競技スタイルや、立ち振る舞いが我々にとって魅力的であり、常に話題や撮影機会を提供し得る存在であり、“いかに「アツく」してくれるか”と言う視点で選ぶ賞です。

 また我々の取材活動に対して紳士的な協力があり、親和的に接することができているなど、それらを総合的に評価したものです。

日本レース写真家協会 JRPA AWARD 2015実行委員会
歴代受賞者:(敬称略)
第1回(2005年)大賞:服部尚貴/特別賞:伊藤真一
第2回(2006年)大賞:鈴鹿サーキット/特別賞:北川圭一
第3回(2007年)大賞:ヨシムラジャパン/特別賞:大島和也
第4回(2008年)大賞:松田次生/特別賞:石井正美
第5回(2009年)大賞:ホンダNSX/特別賞:青山博一
第6回(2010年)大賞:小林可夢偉/特別賞:伊藤真一
第7回(2011年)大賞:水谷 勝/特別賞:アンドレ・ロッテラー
第8回(2012年)大賞:中嶋一貴/特別賞:中須賀克行
第9回 (2013年) 大賞:山本尚貴/特別賞:加賀山就臣
第10回(2014年)大賞:中嶋一貴/特別賞:亀谷長純

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