IRL第4戦ロングビーチ決勝日の朝のウォームアップで、琢磨は1分11秒5032のベストラップでこのセッション10番手につけた。この週末、初めてのトップ10である。ここまで苦しんでいたマシンのフィーリングも大きく改善されて、決勝に向けての手ごたえも得ることができた。
IZODインディカー・シリーズ 2010 第4戦
ロングビーチ
●ウォームアップ:10位
「クルマはこの週末の中では一番いい。決勝はしぶとく行きたい」
Q:最終ラップでこのセッションでの自己ベストを記録しました。今朝のセッティングでクルマの状態は改善されていたと見ていいんですね?
琢磨:はい。大分良くなったと思います。良くなってた。
Q:昨日からセッティングをまた大幅に変更したんですか?
琢磨:そうですね。まあ、根本的なコンセプトは大きく変えていないんだけれども、昨日、プラクティスから予選に向けて大きくコンセプトを変えたでしょう? そのセッティングはまだまだ荒削りの部分があったんですよ。だから、そこからセッティングを煮詰めて、ウォームアップでチューニングをしたっていう感じですね。
Q:タイムもまずまずのものが出ていたし、ギリギリでレースで戦えるというところまで挽回できたんですね?
琢磨:はい。ウォームアップで走ったクルマはこの週末の中ではフィーリングとしては一番いいです。決勝は行けそうです。このコースでのレースって、何だかいつも荒れるようなので、自分としてはしぶとく行きたいですね。
Q:ソフトコンパウンドの赤、ハードの黒、ウォームアップでは両方のタイヤを使っていましたが、その持ち具合やフィーリングはどうでしたか?
琢磨:両方とも悪くない。もちろん黒は持ちもフィーリングも良かったし、赤もセント・ピーターズバーグでのような、ささくれ感はまったく出ていないので、大丈夫だと思います。